てんかん患者は注意!パチンコで発作を起こす理由

てんかん患者の中には光の点滅に気を遣われている方は少なくないのですが、それがTVやパソコン等の場合のみと考えている方が少なくないようです。
実は「注意すべき光の点滅」として、パチンコの光は要注意です。

パチンコの光の点滅は非常に激しく、てんかん患者、とりわけ光に対して過敏な反応をしめす患者にとっては非常に危険な場です。
パチンコ台が派手に点滅する時といいますと「大当たり」の時のイメージが強いのですが、実はパチンコ台は常時点滅しているといっても過言ではありません。

例えば「リーチ」と呼ばれる時ですと、大当たりの時よりは弱いのですが、かなり激しい点滅をします。
また、自分の台では大当たりがない場合であっても、隣の台で大当たりが出た場合、当然ですがその台では激しく光が点滅します。
その台を眺めた場合、当然ですが非常に強い光の刺激を受けることになります。
大当たりするかどうかに関係なく。
あるいは本人の意志とは関係なく常時、強い光の点滅による刺激を受け続けることとなります。

また、最大のリスクは当然ながら「発作」です。
てんかんには部分発作と全身発作というのがあるのですが、部分発作。
例えば手の一部が震える程度ですと、しばらくすればその症状を鎮めることも可能です。
しかし全身発作がいきなり来た場合、突然意識を失って倒れることとなります。

パチンコ台で打っている最中にこの症状が現れた場合、非常に危険です。
台の角であったり、あるいはパチンコ玉が積まれた箱に頭をぶつけることによって大怪我をするリスクもあります。
またパチンコ台が「喫煙台」である場合、倒れた際にタバコの火が体にぶつかってしまい、それによって火傷をする危険性もあります。

最大のリスクは何といっても「お店側に重大な損害を与える事」です。
店側の損害ももちろんですが、他のお客様とのトラブルも想定されるでしょう。
場合によっては「出入り禁止」となる可能性も考えられます。

点滅GIF画像でてんかん誘発?米国の事件

2017年に米国で、てんかん患者のTwitterに対し、発作を誘発させる目的で「激しく点滅する」画像を送り付けた男性が逮捕されるという事件がありました。
twitterのダイレクトメッセージを受け取った被害者が点滅する画像を閲覧すると発作を起こしたのですが、これが米司法当局によって「凶器」と認定されたものです。
基本的にてんかん患者は、激しい光の点滅に対して注意すべきなのですが、とりわけそのような症状に過敏に反応するケースは「光過敏性発作」といわれ、てんかん患者の約5%程度が該当するといわれています。

米国における、この事件のケースはストロボ光が点滅する画像を見たことが原因によるてんかん症状の発症ですが、他にもアニメやゲーム等、あるいはインターネット上のgif画像による点滅画像によって、てんかん症状が誘発されるケースがあり、注意が必要です。

また、てんかん患者にとって注意すべきなのは、必ずしも上記のような「人工的な光の点滅」に限ったものではありません。
自然光、即ち太陽光がチラチラと光っている状況を継続的に眺めることにより、てんかん症状が誘発されるケースも存在します。
例えばカーテンの隙間から光が差し込んでいる場所で、空調によってカーテンが揺れ、その隙間から光が差し込んでくる状態が断続的に作られた場合等です。

てんかん患者の中には「自分はその症状に該当しないから大丈夫」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、てんかん発作が起きる原因は完全には解明されていないのに加え、患者によって症状も異なるため、過去に発作事例がないというだけで100%安心という保証はありません。

とりわけ光過敏性発作の患者の場合、「光がチラチラするのが気になる」と思った場合、念のためしっかりとカーテンを閉め、光を遮断しておいた方が安全です。