てんかん治療に必要な知識

説明する医師

てんかんの治療は発作のコントロールがメインになります。
小児の場合は脳の成長段階で原因となる部分がなくなり、改善されることがあります。
成人はそれがないため完治することは難しいと言えます。ただし、発作が起きない限り社会生活に支障が出ることはありません。
そのため、最大の治療方法は正しい知識をつけると言うことです。

てんかんは脳の電気信号が過剰となった時に発作として現れることがあります。
どうして電気信号が乱れるのかは8割が偶発的で、2割が誘引されて発生します。そのため2割はコントロールすることができます。
脳が過剰に反応するような要因を排除することで減らすことができます。

また、発作はどの部分で発生しているかと言うことでその症状は変わってきます。
そして意識がある場合とない場合のどちらも起こるおそれがあります。全般的な発作、大発作と言われるもので全身でけいれんが起こるなどの重篤な状態に陥ります。
発作が長時間になると後遺症の恐れがあるので注意が必要です。そのため正しい対処方法を知識として覚えておく必要があります。

日常生活でもいくつかの注意が必要です。
規則正しい生活をして、精神的な乱れが起きないように注意することや刺激が強いものを避けるなど発作を抑制することはもちろんですが、発作が起きた時に被害を拡大させないためにも気にしておかなければならないことがあります。
例えば水に関することです。
発作時は自由に動くことができなくなります、発作で命を落とすことはありませんが、溺れることで死に至ることも考えられます。
そのため、マリンスポーツなどは避けた方がいいでしょう。

また、高所も避けるべきと言えます。
歩くときも車道に近いところやホームの端を歩かないようにすることも必要になります。そして最も重要なのは状況を理解している人と一緒にいると言うことです。
1人でいること自体が危険ということです。てんかんであることを知っている人を増やすことで安心できる場所が増えます。

てんかんを恥ずかしいと思わず身近な人に伝えるべき

てんかんであることを隠している人がいますが、できればしっかりと伝えてサポートをしてもらう方が安心です。
恥ずかしいと言う理由だけで踏ん切りがつかないまま過ごしていると発作が起きた時に周囲の人は驚くばかりで何もしてもらうことができません。
その後の接し方も以前とは変わってしまう恐れがあります。
そのため、恥ずかしいと言う概念を捨てて、協力をお願いすることでお互いに安心して生活をおくることができます。

てんかんは発作をコントロールできている状態であれば、日常生活に支障はありません。
大人の場合、脳の成長が止まっているためそれ以上変化することはなく完治することは難しい状況です。
しばらく発作がないからと言ってもう起きないとは言い切れません。
常にいつ起きるかわからないと言うのが続きます。

でもそれはコントロールできていれば、かなり低い確率になります。
周囲の人に伝える時にはそのまま全てを話しましょう。
必要な情報を全て伝えてからでないと間違ったイメージを持たれてしまいます。

発作はコントロールできている、もしもの時には慌てずに対応してほしいと言う正直な気持ちを説明し、しなければならないことを伝えて置くことでリスクを回避することができます。
また、発作が起きることを想定して、危険となるような作業を避けることや誘発されそうな要因を除去することなどリスクを減らす取り組みもできるはずです。
隠していても発作が起きればわかってしまいます。
隠しておくことで精神的な負担が大きくなり余計に発作を誘引する危険もあります。
一生付き合っていく自分の特徴として考えることが必要です。
そのためには正直に話すことが最良の選択肢と言えます。